見知らぬ道

古い記憶を辿りながら路地に入ると懐かしい風景が広がっていた。子供の頃…『物心が付く前』に両親が住んでいた場所だった。猫の額のような畑も突き当たりの大谷石の石塀も記憶にある通りだった。
ともあれ記念に写真を撮っておこうと思い、バイクのシートにカメラをおいてセルフタイマーを仕掛けて写真をとる。夕日がまぶしい。
そういえばここからだとコジマ電気(宇都宮駅東店)が近いんだよなと思ってそっちのほうに目を向けると、瞬く間に開発が進んで面影すらなくなってしまっていた。
気付いたら知らない道にひとりで取り残されていた。
…という夢をみた。仕事から帰って着替えもしないで横になっていたら夢を見てしまった。