僕が貰った文面は「職場や親戚の方等でいたら探してもらいたいのです」となっていて、メールを広めて欲しいという旨にはなってなかったんですがね。途中で誰かが広まらないように改ざんしたか、誰かが拡大解釈したか、誰かが故意にばら撒いたか、ですかね。
パタンとしてはチェーン、だけど全くの嘘と断定する情報も僕が調べた限りでは無さそうだった。せいぜい、何年か前に似た文面のチェンメが流行った位かな。だから、騙されたと思った人も実際には騙されていない可能性も残っているかなと。


また、メールの内容としては「献血ルーム献血してください」と書いてあるだけで、メールで上げられたと思わしき診療機関に電話したのは受け取った側の裁量かと。でも、メールの文責となっている人、当該医療機関、日赤や献血ルームに無駄にトラフィックが発生することを考えれば社会的悪影響のあるメールだろうな。いや、送り主がチェーン化することを想定してなければ無害だったのに、チェーン化したことで色々悪影響が出たというところか。


情報リテラシが云々と論じている方がいるけど、2,3日で沈静したことを考えると結構水準が上がってきているんじゃないかなあという気もしなくもなく。本当の災害はみんなが忘れた頃にやってくることを考えれば、数年に一度くらいは発生しても悪くないかもしれんね。…というのは暴論か。


チェーンメールの良くあるパターンは、不幸の手紙の類型、今回みたいな探し物系は良く知られているけど、ウィルス情報や当たり屋情報なんていうのもあったり。学生時代に当たり屋情報が学校の掲示板に張り出されたことがあったけど、今思えばチェーンメールの一種。広めて、って書かなくても広まっちゃうあたりが脅威ですな。下手すれば、ローカル新聞位には載っちゃうかも知れない。


まあ、本当に何にも信用できないなんて言い出したら、自分以外の人間はみんなスナッチャー?みたいな状況だよね。ホラー映画とかでも、実は仲間がみんな吸血鬼に操られていた…みたいなパターンが自分的には一番怖い。キョンシーに噛まれるとキョンシー化するとか。ディックの小説では人造人間の判別法とか出てたけど、もしかしたらそれすら自分を欺くための罠かも知れない!(だったかも知れないけど、細部憶えてないや)


でも、個人的には鬼ごっこするときに、鬼じゃない振りして近づくって戦法が好きだったかも。適当に「鬼はあっちに行ったからこっちに逃げようぜ」なんて煽っておきながら、ドタン場でタッチ、みたいな。もしくは鬼の振りしてタッチして、場を混乱させてみるとか。
どんどん鬼が殖える鬼ごっこ、というのも楽しそうだ。

ときに、最近の方はチェーンメールをチェンメというのね。はああ、勉強になった。MLをメーリスと聞いた時以来の衝撃だ。