「陰陽師 夜光杯ノ巻」読了。
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 単行本
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最新刊では趣向が変わって、晴明が鬼に向かって関節技を掛けて「折るぞ」「折れ」なんて応酬をするというような内容にはなっておりませんが、そこが安心して表紙買い出来る理由だろうなあ。旨いラーメン屋は飽きないラーメンを出す、みたいな。いや、たまに行くから美味しい店なのかは微妙なところか…。
とはいえども、今巻ではちょっと雰囲気が変わったかも、という気がしなくもなく。どの巻ではどうだったが、この巻ではこうだと言えるほど読んでないけど、「呪」に対するイメージが移ろいでるのかなあ。自分自身(読み手)の心境の変化かもしれないけど。こういうのも一種の呪かもなあ。ああ、あと経に対して興味があるのかなあと思ったよ。引用が二回くらいされてた。次は仏教ブームかな。