東野圭吾「魔球」読了。

上野で同級生と飲むのに携帯ゲーム機の電池が切れたので、久々に電車の中で本を読む。

魔球 (講談社文庫)

魔球 (講談社文庫)


東野圭吾ってこんなミステリも書く人なんですなあ。あんまり知らない人だから、「g@me」とかそんなイメージでした。しかも、結構な年?


書評を書く上では、既刊本ならあらすじ書いて構わないかなあと思っているんだけど、ミステリなんでとりあえずその辺は伏せておいて…。
最近のアニメや小説ではなかなか出てこなさそうな骨太な感じの人物像。こういうのを書ける人は最近は少ないかも。人物の設定ではちょっと松本清張臭さも感じたかなあ。
魔球という題材も上手かった。余すことなく使い切った感じがする。
結局、偶然が積み重なっていたことに微妙に白けていなくもないけど、逆に多くの人生を狂わしてこそ魔球なのかもしれませんなあ。