「世界一受けたいお金の授業」(和仁達也著)読了。

世界一受けたいお金の授業

世界一受けたいお金の授業

小飼弾のブログ見て購入。改めてブログのほうを読んでみると、小飼弾とほぼ同じな感想になってしまった。
タイトルと内容が紐付かないなあと思っていたけど、著者が品女かなんかの学生に教えた内容である、と最後に明かされる。でも、この内容でタイトルと合っているかは果たして謎。「世界一受けたい」かと言われると、首を傾げたくなるかも。
先日の日記で、「自分に投資しよう」って本かなと書いたけど全然違ってた。新聞の数字やお店の客の入りからこの会社のフトコロ具合を想像しようとか。要するに、会計の基本以前ってところ。
言ってみれば、とっつきなんですよね。そう言う意味では受けて損のない授業かも。何から興味が湧くかなんて分からないし。でも、内容としてはつまる所、給料から家賃光熱費食費と貯金を除いた分がお小遣いって話なんで。お金持ちになろうって本じゃなくて、破産しないで済む本。ただ、「破産しなくても済む」が目的だとするとやっばり不十分と感じる。(追記:小飼弾はバランスシートについては財産が出来てからでいいんじゃないかと言っているけど…どうかなあ)
実際の店を例に取って、儲かっている店かどうか判別する方法ってのは面白い。自分にはこういう目線が足りてないから。例えて言えば、日中のパチンコ屋に入って客の具合から出る店か出ない店かを見分けちゃうギャンブラーみたいw