土曜日。

またスキー。ガーラ湯沢に行ってきた。2年ぶりくらいかな。
JR SKISKIのガーラNIGHT&DAYという、最終便で東京を出て、ガーラ湯沢内のスパ ガーラの湯に素泊まり、翌日朝一で滑り出すというかなりゴツいプラン。


ゴツい割にはなかなか利用者が多く、ともすれば快適さとは無縁の修行旅行になりそうな雰囲気だったが、今回は天佑が働いてエレベーターの待ち時間一つもなかった。
我々は最終便の指定席がとれなかったので22時に東京駅に集合、自由席に座る。時間に余裕があったので、早めに並んで座席確保は余裕。越後湯沢駅では丁度ホームの階段の所に止まったのでいきなり先頭集団に紛れ込む。移動用バスにもかなり早い段階で乗れて、そのまま施設のエレベーターもほぼ一番乗りで。寝場所も悠々ゲット。場所確保するなり風呂に突撃して、洗い場の足りないガーラの湯も快適に利用。風呂上がりにビールで乾杯して消灯時間の一時には就寝。ミラクルはまだまだ続く!
朝7時の放送で目が覚めて、そのままチェックアウト。モーニングは7時40分からということが分かったので、それまでの間にレンタル用紙の記入と着替え。そうこうしているうちにレストランとレンタル屋があいたので、先にレンタルを済ます。次いで朝飯。朝一の電車が来て混みだしたレンタル屋を尻目にゴンドラに乗り込む。ここまで待ち時間ほぼ0。
メインゲレンデで2、3本滑っていると北エリアが開放されたので移動。数本滑った所で「混むとアレだから」と11時にメインロッジで昼飯。昼飯前にメインゲレンデで1、2本滑ろうかという話もしたけど、リフト乗り場の超混雑を見て諦める。ちなみに、レストランも11時にして空いてる場所がまばらな位。
皆がロッジに戻りだした頃を見計らってゲレンデに出てメインで何本か。北エリアで何本か。疲れたんで、メインロッジで軽く休憩。この時だけ軽く待たされた感じ。
朝から滑っていて飽きてきたのもあり、15時で撤収。新幹線指定席を18時に取っていたけど、16時の自由席で帰宅。これも余裕で席を確保。ビール飲んでウトウト。先攻コンボが決まりまくって見た目の混雑ぶりの割には快適だった。多分、そこそこ滑れて、ガーラの良いとこ悪いとこを知っているSとだから上手く行ったのだと思う。


ちなみにガーラの湯素泊まりというのは、カーペット敷きの30平米の大部屋が二部屋あって、そこで雑魚寝する感じ。男女の区別は無し。自分らの隣では、若いお母さんが小さな子を連れてきていた。枕代わりに座布団を渡されるだけで毛布などは無し。バスタオルと上着を掛け布団にする程度。寝袋を持ってきている人も居たけど、暖房がガンガン効いているから寒くは無かったかな。コンセントもあるけど部屋の隅に3,4個あるだけなので、早いもの勝ちだった。(多分掃除用なんで、使ったら盗電ですかなあ)
寝心地は…正直、仮眠程度。朝食の鶏のおじやは美味しかった。


天気は1日雪。へばりつく様な雪が一日中降っていた。寒くはないけど、雪が顔や全身にへばりついて冷たかった。あと、ロッジに戻ると雪が解けて、ウェアはびしょびしょに。そんな雪質だったので、朝一だというのに快適さはなく、地形の凹凸にはねとばされたり、重たい雪質に逆エッジがかかったりでひたすらスリリングなゲレンデだった。経験値の絶対量が足りないと思ったなあ。お陰で、かなり経験値が増えましたよ。
いまどきのスキー場にしては珍しい位に混雑していて、北エリアはそこそこ快適だったけど、センターは壮絶だった。狭いゲレンデをひしめき合って滑って、よく事故が起きないものだと感動すら覚える。
ちなみに南エリアは閉鎖中。なので、湯沢高原スキー場にはシャトルバスでの移動となるらしい。自分らはガーラのリフト券しかなかったので関係なかったけど!
このスキー場、結構スケーティングするところが多いので、初心者やボードの人は大変なんじゃないかと思う。中央エリアのリフトはバルーシュばかり使ったけど、スケーティングが苦手ならソーシャブルのほうが楽。エーデルワイスは初心者向けのコースとなっているけど、いわゆる林間コースでかなり渋滞気味。フラットや上りは少ないように感じたから、ボードの人でも楽かもしれない。
初級コースは、北エリアのローマンホリデーが超広い上に空いていて滑りやすい。ゲレンデデビューの初心者連れて行くなら間違いなくここだけど、ブロードウェイに行くためには登りのスケーティングとブロードウェイが結構きついから、雪上車とやらを使う…と思う。
上級コースのグルノーブルは実はそんなに大変じゃない…けど、最後が上り坂になっているから一気に滑り降りる必要がある。ある意味、度胸付けにどうぞ。スーパースワンはガスっていてコースが見えないから行かなかった。あと、モーグルバーンは度胸が無くて行けなかった…。


ゲレ食はなかなか旨い。旨いけど、高いなあ。自分が食べたのは、牛もも肉のビール煮…というビーフシチューとくるみパン・クロワッサンのセット。ビール煮は、ほんのりホップの苦味がある感じ。パンは、オーブンで温めなおしてくれるからパリっとしていて美味。同じオーブンで焼いているピザもかなり旨そうだった。


そういえば、ゲレ食にアンシェントな装備の中年夫婦がいた。奥様のウェアはかなり派手め、おじ様のブーツはリアエントリー式…みたいな。中年でも、ガンガン滑る人は結構新しい装備をしていることが多いから、まあ、年に1回遊びに来るタイプの人たちなんだろうなと。素敵でした。


今回はちょっと贅沢に、エキスパートモデルをレンタル。サロモンのDEMO X-3というモデル。年式は不明、諸元は恐らく155-118-65-102-11.4。150cmといって借りたけど、多分155cmじゃないかと思う。レンタル屋の説明では回転競技(スラローム)用となっていた。目論見としては、飛ばさない程度の速度でキレ味のあるターンが出来ればいいかなと。
ハイスペックモデルに乗るのは初めてだけど、平地で乗った感覚としてまず滑るなと。借りる人が少ない分、普通のスキーよりワックスが残っていただけかもしれないけど。今回は飛ばしたくても飛ばせない状況だったのであんまり全力で滑ってないけど、結構曲がりやすいかなと。あと、スピードを上げてもバタつかないから、それで助けられたシチュエーションもあり。
ちなみに、インターネットのとある評価では曲がりすぎる、小回りスペシャル、これに慣れたら他の板は全部曲がらなく感じてしまうなどなど。
ちなみに、Sの借りていた一般レンタル品と乗り換えて比べてみた。一般のレンタル品はサロモン X-Wing。Fury、と書かれていたような気がするけど、Furyってエキスパートモデルっぽいんだよなあ。旋回性能はちと眠いと感じたけど、X-3と較べたからの話かもしれない。ドリフトさせるとかなり雪面からの反発が強いように感じた。ただ、ずっとこれで乗っていたら相当足が疲れそう。本当にFuryだったとしたら、GS系の板っぽいのでそのように滑るべきだったのかもしれない。というか、(珍しく)板に諸元が書かれていたので、先にそれをチェックすべきだった。うぬう。
ちなみに、X-3に乗り換えたSは「こっちの方が全然楽」と言っていた。ゲレンデの状態によっても滑りやすさは随分違うなと感じたが、板の種類でも乗り心地が全然違うことが分かった。なかなか貴重な体験だった。


ガーラの湯は狭い上に料金が高いからスルーしたけど、帰りの座席が指定席ならまあ覗くのもありなんじゃないかと。時間帯によっては洗い場が使えない位混んでいるけど。うちらは東京に戻って、浅草の担々麺屋で晩飯&カラオケ。
例によって泊まっていこうか散々悩んだけど午前様で帰宅。