死の呪文

廃墟の様な洞窟を進む。
長い洞窟の先に祭壇を見つけた時我々は狂喜し、走って近寄ろうとした。しかし、先頭にいた自分は地面の突起に気付かず転び、冷たい小川に落ちてしまう。
それを見ていた後続は小川を飛び越えていくのだが、祭壇から打ち出された無数の礫に打ち抜かれて死んでいく。
「ひれ伏して祈れ…小川で体温を下げるんだ!」と誰かがいい、残った者は小川に浸かって体を冷やした。そうして祭壇の前を安全に過ぎれる事が分るとまた我先きを争そって通路を走っていくが、その先は行き止まりだった。
そうこうしていると、坊主頭の男が隠し部屋を発見したらしく、柱の影から現れた。そして、何事かを呟くと人がバタバタと倒れていく。それが死の呪文だと気づいた自分は物影に身を伏し、やり過ごすことに成功する。
この呪文は世界を覆す力がある、と思い坊主頭に見つからないよう隠し部屋に潜り込む。壁には幾つもの呪文が刻まれているが、兎に角坊主頭だけはやっつけてしまわなくてはならない。呪文の中から死の呪文を探し出して必死に覚える。
だが、同じようにやり過ごして隠し部屋にたどり着いた、さっきまで仲間だった男が自分に向かってその呪文を使おうとしている。自分も急いでその呪文を唱え、その仲間よりも先に唱え終えるのだが呪文が発動しない。どこか間違えた!


…という夢を見た。
人が大勢死ぬだけでもブルーなのに、身に危険があれば仲間すら殺そうとしてしまう自分に嫌気がさしました。