クリスマス・イブの晩、僕はコンビニのシフトに入れられていた。
定刻に制服のエプロンを着てレジまで行くと店長が前のシフトから残って大行列を相手にしていた。僕もレジを開けると一部の客が流れてくるが、僕のレジ打ちの遅さにあきれて元の列に戻る。感じ悪いなあ、と思うが自分の能力不足なので怒りのぶつけ先がない。仕方無いのだ、僕はレジ打ちもサッカー(袋詰めね)もした事がない。


僕がまごまごしている間にピークの時間が過ぎたのか、客はあらかたいなくなっていた。店長は客をさばききり、僕も最後の客を相手していた。
若い女の子なのだが、白ワインのフルボトルをレジに持ってきていた。バーコードを読み取ってみると9千円以上。だが、その子は千円ちょいしかもってきていなかった。
(結構可愛いのに、)一諸に過ごす彼氏もいないので、せめて気分だけでも…と思って買おうとしたと聞き、店長と僕とで「女の子に恥をかかせる訳にはいかねぇよな」という話になり、ポケットマネーを出す事にした。そしてボトルじゃ飲み切れないから、三人で飲もうという事になった。


店長の家のコタツで三人で飲んでいたのだが、当初積極的に手を出していた店長は疲れていたせいか先に酔い潰れてしまう。
僕も女の子もうとうとしかけていたが、僕から手を出して…まぁ、いちゃいちゃと。
で、翌朝「そんなつもりは無かったのに」と言われる。-9点


…という夢を見た。
過去の記憶か未来の願望か知らんが、相変わらず惨めな生き方をしてるな、自分。