スカイ・クロラ

あー。川井憲次だあ。
あー。南雲さんだあ。
とか、その辺りはおいといてw


やっぱ空戦っすよ!しかもドッグ・ファイト!ミサイルとかありえんですよ。
あれだけの空戦を描ききる押井監督やっぱすげーです。いや、コンテとか別の人かも知れないけど…でもまあ、「堪能できる空戦」を描けるというのはやっぱ凄いことだと思う。ただ、実写の域を出てないのが残念。とてもいいカメラワークなんだけど、こんなのみたことが無い…という感じでは無いかな。次回作に期待ですよ。
カメラワークと言えば、やっぱ押井さんらしく魚眼とか使ってますね。これまでのに較べれば、あんまりあざといカメラワークはない方だと思うけど、魚眼だけは好きなんだろうなあ。モノクロすら使わなかったしなあ。


内容的にも、押井さんらしいなあと思ったり。エターニティ、ですよね。函南が草薙に「お前は生きろ」みたいなことを言うのは、草薙が女で子供がいるからで…何も変わらない日常を淡々と生き続ける函南(男)との対比が面白かった。
草薙という名前を使い続けるのもね。カメオ出演、って訳でもないけどある種のシンボルなんだろうなあ。あと、人狼っぽい感じの名前もあったな。世界観がクロスしている。


多分、ストーリーを大きくいじったんだとは思うけど、根本部分は学園モノですなあ。最後の函南のモノローグとか。この辺はヒロシっぽいよなあ。「I kill the Teacher」とか。
成人してない少年・少女にタバコをスパスパ吸わせたり、酒で泥酔させたり、セクシャルな雰囲気を出したりしたのは押井じゃないかなあ。なんて思ったり。原作も読んでみたい。そして失望するんだろうなあ。
ちゅうか、全体的に分かりやすいというのが押井さんっぽくないw


映像的には凄く良くできているんだけど、シナリオの起伏がなあ。隣のお兄さんはクスクス笑ったりするところがあったみたいだけど。映画館を出る人たちは無言でザッザッザッ…って感じですな。
ちゅうか、どっかの映画紹介サイトでギルドレがなんなのか書いているのがあったけど…ふつーにダメだろorz