「猫とともに去りぬ」読了。

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)


なんつうか、ロダーリ読んだって言うほうがインテリっぽく響く?
イタリアの児童文学作家。代表作は「ファンタジーの技法」。うん、なんか格好いい。
内容は…星新一


SFという程凝ってないし、ジュブナイルっていうほど娯楽的ではなくて。そしてどことなくシニカルな視点が日本の代表的作家、星新一を思わせた。書き方としては説教じみている訳ではないけど、権力をカサに来る様な人間には批判的だったり。
あと、随所にあらわれるユーモラスな表現や土地性がイタリアンかなあ…という気がする。ローマ広場が代々木公園じゃちょっとああはならないかな、みたいな。


あと、解説がよかったなあ。解説読んで作品そのものの深みがましたように感じた。


光文社古典新訳文庫は未チャレンジのタイトルが並んでるから、徐々に読んでいきたいな。